イルカをしつける方法 調教師の仕事

水族館で信じられないような芸の数々をダイナミックにこなすイルカたち。あのような神業ともいえる所業はどのようにしつけているのでしょうか?

 

 

×訓練 ○遊び

まずイルカをしつける上で大切なことは「絶対にイルカに苦痛を感じさせない」ということです。いわゆるムチ打ちしたり、疲れてるのに根性で立ち上がらせたり・・・といったことはメンタルコントロールが得意な人間には一定の効果がありますが
イルカにとっては「なんてそんなことされなアカンねん」としか感じられません。
大切なのはイルカに訓練を遊びだと思ってやってもらうこと。人間と遊んでいる感覚をもってもらわなければなりません。

 

その上で必要なのはやはり信頼関係でしょう。信頼していない相手と遊びも糞もないですよね。
調教師はまず普段から世話をしたり、愛情持って接したりすることによりイルカに自分のことを信頼してもらうことから始めます。

 

イルカは不思議なくらい感情を読み取る生物ですから、信頼している相手が喜んだり褒めてくれたりすることを進んでやるようになります。
この段階になって初めて芸を教えるということをするのです。(⇒イルカの調教の仕方)

 

余談 イルカが野生ではやらない動き

イルカの芸のうちで身体を垂直にして尾びれだけで水面をバックで泳ぐ、というものがありますね。
あれって野生では決してやらない動作なのですが、覚えさせれば可能なんです。
イルカの芸というのは9割以上は自然界での動きを人間の号令に合わせて、やってもらっているだけなのですがこういった「人間と関わることでしか見られない動き」をイルカがしているかと思うと凄く面白いです。

 

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